パーソナルデザイン診断とは
1.パーソナルデザイン診断とは
パーソナルデザインとは、顔立ちや骨格、体型、話し方や声のトーンなど、全体的な印象から、自分の個性を引き立てるファッションのテイストを導き出す診断です。
全体的な印象に合ったテイストを知り、それに合わせた服のデザインや素材、髪型、メイクなどにすることで、似合って見えるという理論です。
以下、一般的な診断方法および診断結果の分類をご紹介します。※サロンにより異なる場合があります。
2.パーソナルデザインの診断方法
コンサルタントが、お客様の外見的特徴や、動作、表情などを含めた全身の印象を参考に、生まれ持った個性がどのタイプに該当するか分析します。
6種類8タイプのうち、通常は2つのタイプが選ばれます。2つのうちメインとサブがある場合や、2つが同程度当てはまる場合、1つのタイプに絞った方がより個性が生きる場合があります。
3.パーソナルデザイン診断によって分かること
6種類8タイプの特徴
「キュート」タイプのみ「ガーリッシュ」「ボーイッシュ」「アバンギャルド」の3タイプに細分化されるため、「6種類8タイプ」となります。
・キュート・ガーリッシュ
甘く少女のような印象。フリルやリボン、丸みのある襟、パフスリーブ、フレアスカートなど、可愛らしいアイテムが似合います。
・キュート・ボーイッシュ
少年のような躍動感や透明感のあるタイプ。シンプルかつチャーミングなファッションが似合い、メンズライクな着こなしやシャープなラインが得意です。
・キュート・アバンギャルド
シャープで個性的なタイプ。変化のあるファッションやモードなデザインが似合い、コントラストの強い配色やスパイスが効いたファッションが得意です。
・フェミニン
上品で優しそうなお嬢様・奥様という雰囲気。優しくソフトなファッションが得意です。
・ナチュラル
気さくで親しみやすい、カジュアルな雰囲気。長身でスポーティーなのが体型の特徴。気取らない自然体が美しく、ジーンズ+シャツだけでも様になるタイプです。
・グレース
知的で都会的な、洗練された女性のイメージ。正統派で上品な服装や、コンサバファッションが似合います。
・ロマンス
セクシーで甘く華やかな雰囲気。華やかなファッションやアクセサリー、体にフィットした服が似合います。
・ファッショナブル
人目を引く華やかでシャープな雰囲気。アシンメトリーなライン、大柄なもの、大振りなアクセサリーなど、華やかで個性的なアイテムが似合います。
※男性のデザイン分類は「ファッショナブル」「ナチュラル」「グレース」「ロマンス」「ハイスタイル」の5種類です。
顔タイプ診断とは
1.顔タイプ診断とは
「顔タイプ診断」とは、顔の輪郭やパーツの特徴、バランスなどから、似合うファッションのテイストを導き出す診断です。
自分の顔の印象に合ったテイストを知り、それに合わせた服のデザインや素材、髪型、メイクなどにすることで、似合って見えるという理論です。
2.顔タイプ診断の診断方法
顔写真を「正面」および「真横」から撮影し、日本顔タイプ診断協会オリジナルの基準により、顔の輪郭やパーツの特徴、バランスなどを分析します。
「子どもタイプ・大人タイプ」、「直線タイプ・曲線タイプ・直線曲線ミックスタイプ」という2軸により分類された8つの顔タイプがあり、このうちどれに当てはまるかを診断します。
3.顔タイプ診断によって分かること
8つの顔タイプの特徴
女性の顔タイプは、以下の8つに分類されます。※男性の場合は分類が異なります。
・キュート
子どもタイプ&曲線タイプ。
全体として可愛らしさやガーリーさ、優しさのある雰囲気の服が似合います。甘い服が好みでない場合は、ナチュラルなテイストも似合いやすいです。
・アクティブキュート
子どもタイプ&曲線タイプ。
パーツが大きめで、特に目が大きく目力が強いのが特徴です。カジュアルをベースに、素材や色、デザインでインパクトを出したり、アクセントになる小物を付けたりするスタイルが得意です。
・フレッシュ
子どもタイプ&直線曲線ミックスタイプ。
シンプルでカジュアル、爽やかなイメージが似合います。基本的に無地柄が得意ですが、ボーダーもとてもよく似合います。
・クールカジュアル
子どもタイプ&直線タイプ。
カジュアルかつクールな雰囲気の、ボーイッシュなテイストが似合います。モードやスポーティやイメージも得意です。
・フェミニン
大人タイプ&曲線タイプ。
大人っぽく、かつ甘めなテイストが似合います。カジュアルすぎずきれいめの、女子アナコーデのようなイメージの服が得意です。
・ソフトエレガント
大人タイプ&直線曲線ミックスタイプ。
上品できれいめなテイストが似合います。デコラティブなデザインすぎないシンプルな服や、ワントーンコーデが得意です。
・エレガント
大人タイプ&直線曲線ミックスタイプ。
上品できれいめかつ華やかなテイストが似合います。デコラティブなデザインや大きめの柄、アクセサリーなど、インパクトのある華やかさが得意です。
・クール
大人タイプ&直線タイプ。
スタイリッシュで都会的なテイストが似合います。Vネックやシャツカラー、タイトスカートなどのすっきりしたアイテムや、辛さを加えたコーディネートが得意です。
骨格診断とは
1.骨格診断とは
骨格診断とは、個々の身体の厚み、重心位置、骨や関節の発達のしやすさ、筋肉と脂肪の付き方など、生まれ持った身体の「ボディライン」や「質感」の特徴をもとに、自分の体型をよりスタイルがより良く見えるファッションを導き出すメソッドです。
この診断では、自分の体形に似合う服の「形」と「素材」、「着こなし方」を導き出すことができます。
骨格タイプに合うものを身に着けていると、スタイルがよく見える、着やせして見える、あか抜けた印象になる、品質が良いものに見えるなどの効果があります。
以下、一般的な診断方法および診断結果の分類をご紹介します。※サロンにより異なる場合があります。
2.骨格診断の診断方法
コンサルタントがお客様の身体を実際に触らせていただき、診断します。
「筋肉のつき方の特徴」「脂肪のつき方の特徴」「関節の大きさ」などの個性を調べます。
ネックレスやベルトの位置を変えるなどにより、重心バランスの確認も行います。
多くのサロンでは、3つの骨格タイプのうち、どのタイプに当てはまるかを診断します。
3.骨格診断によって分かること
3つの骨格タイプの特徴
・骨格ストレート
重心は上重心。メリハリがあり、立体的な体型。筋肉が付きやすいです。
身体につかず離れずのジャストサイズや、ジャストウエストが似合います。
トップスはVネックやUネックなど、首元は広めに開けた方が似合いやすいです。
ボトムスは縦のラインを強調するすっきりした形が得意です。
・骨格ウェーブ
重心は下重心。脂肪は柔らかい質感。脂肪がつきやすいです。
フィット&フレアのシルエットが得意です。
トップスは首元が詰まったものや、ボートネックなどの横長に開いたデザインが似合いやすいです。
ボトムスはハイウエストや胸下切り替えなど重心位置を高く見せてくれるデザインが似合います。
・骨格ナチュラル
重心に偏りはありません。身長に対して手足が大きめ。骨や関節がしっかりしています。
オーバーサイズ気味のシルエットが似合いやすいです。
トップスはゆったりとしたサイズ感で着丈が長いもの、ボトムスも長めのものが似合います。
ローウエストや、トップスをボトムスにインしない着こなし、ウエストの絞りがないデザインが得意です。
パーソナルカラー診断とは
1.パーソナルカラー診断とは
その人の生まれ持った色(髪・瞳・肌)と調和して似合う色、馴染む色が「パーソナルカラー」です。
人それぞれ生まれ持った色は違うので、似合う色もそれぞれ違います。
色相・彩度・明度を軸に、「春」「夏」「秋」「冬」の4つのタイプに分かれます。
パーソナルカラーは、もともとアメリカのケネディ大統領が選挙の際、パーソナルカラーリストによるイメージ戦略も手伝って当選を果たしたことからアメリカでブームになり、1980年代に日本にも紹介されました。
以下、一般的な診断方法および診断結果の分類をご紹介します。※サロンにより異なる場合があります。
2.パーソナルカラー診断の診断方法
来ている服の色が影響しないよう、上半身をケープという白い布でカバーしたうえで、ドレープというさまざまな色の布を当てていきます。
さまざまな色を順番に肩に乗せていくことで、どのような特徴を持つ色が似合うか顔写りなどを調べ、似合うシーズン(春・夏・秋・冬)を絞ります。
この4つのシーズンの中で一番似合うシーズンを診断します。それに加え、2番目に似合うシーズンも出すサロンや、ベストカラーを出すサロンもあります。
また、この4つのシーズンをさらに細かく分け、16タイプなどに分類した診断をするサロンもあります。
3.パーソナルカラー診断によって分かること
4つのシーズンの特徴
・春タイプ
イエローベース・中~高明度・中~高彩度・明清色。
春のお花畑や新緑を思わせる、ぽかぽかとあたたかくカラフルな色調。鮮やかな色からパステル調の優しい色が中心です。
オレンジやイエローなどのビタミンカラーや、春に咲くポピーの朱色ような、明るく鮮やかで元気が出るカラーが得意です。
・夏タイプ
ブルーベース・低~高明度・低~中彩度・明清色と濁色。
初夏に咲く紫陽花や朝顔を思わせる、ひんやり涼しげで穏やかな色調。パステル調の色から、パウダリー、スモーキーな色が中心です。
ソフトな中間色がよく似合い、ラベンダーや水色、ベビーピンク、ミントグリーンなどのパステルカラーが得意です。
・秋タイプ
イエローベース・低~中明度・低~中彩度・暗清色と濁色。
秋の紅葉や熟した果実を思わせる、温かみのあるディープな色調。黄みがかったシックな色が中心です。
マスタードやレンガ色、テラコッタ、カーキなどの大人っぽく深みのある色が得意です。
・冬タイプ
ブルーベース・低明度か高明度・低彩度か高彩度・清色。
冬のクリアな空気感を思わせる、クールではっきりとした色調。コントラスト感がある原色系の色やモノトーンが中心です。
空気の澄んだ冬の雪景色に映えるような混じりけのない赤、青みの強いショッキングピンク、ロイヤルブルーなどのパキッと鮮やかな色が得意です。
※よくある誤解に、“肌の色が黄色っぽいからイエローベース”、“色白だからブルーベース”などがありますが、これらは誤った認識で、診断結果には関係がありません。
※上の画像のように、例えば“黄色は全部イエローベース”というわけではなく、黄色の中にもブルーベースの方に似合いやすい黄色があったり、青の中にもイエローベースの方に似合いやすい青があったりします。